優れたシャシー性能、コーナリング性能を持つRX-8にとって、タイヤ選びは重要なポイントです。
いくら車両のポテンシャルが高くても、タイヤの性能が低ければ台無しとなってしまいます。
しかし、昨今のタイヤ原材料価格高騰の影響により、タイヤ価格の値上げが続いており、気軽には買えない金額となっています。
そこで今回は、
・RX-8にふさわしいスポーツ性能、快適性能を持ち、コスパにも優れる16〜17インチのタイヤ
以上について紹介していきたいと思います。
RX-8の純正タイヤサイズについて
2003年から2012年の長期間に渡って生産されたRX-8ですが、純正タイヤサイズは以下の通りとなります。
- 225/55R16 (前期型タイプE、ベースグレード等)
- 225/50R17(後期型タイプE、タイプG等)
- 225/45R18(スポーツグレードのタイプS、スピリットR(AT)等)
- 225/40R19(タイプRS、スピリットR(MT))
タイヤサイズについては、車両説明書や運転席ドアのステッカー等で確認することができます。
またタイヤのサイドウォールにも記載があるので、併せて確認してみましょう。
225/55R16サイズのおすすめのタイヤ
前期型タイプE、ベースグレード等に設定されていたタイヤサイズですが、現代の基準で考えると小さい部類のサイズとなり、スポーツ走行にはあまり向きません。
その分扁平率が高く、燃費や乗り心地にも優れる傾向にあるので、これらの性能を重視したタイヤを選ぶと満足度が高いかもしれません。
POWERGY 225/55R16 99W XL
1つ目にオススメする商品はピレリが発売しているPOWERGYです。
転がり抵抗性能AA、ウェットグリップ性能Aを達成し、現代のタイヤに求められる低燃費性能、安全性能を維持しながらも、1本あたり12,000円程度と、驚異的な安さで販売されているタイヤです。
だからといってスポーツ性能を犠牲にしているわけではなく、ピレリらしい剛性感のある乗り味はそのままに、峠などのワインディングロードでもヨレることなく気持ちの良い走りを楽しむことができます。
また一昔前のピレリタイヤは静粛性が低いといわれていたこともありますが、サイプ形状に工夫を施すことで、静粛性の向上を図っていることも特徴の一つです。
EAGLE LS EXE 225/55R16 95V
2つ目に紹介する商品はグッドイヤーが発売しているEAGLE LS EXEです。
タイヤ素材に「e-Hybridポリマー」「低発熱NVRラバー(特殊防振ゴム)」を採用することで、静粛性の向上、低燃費性能を実現しており、転がり抵抗性能Aを達成しています。
またトレッド面を「左右非対称パターン」とすることで、ハンドリング性能の向上を図っており、発売から10年近く経過しておりますが、根強いファンを持つタイヤです。
価格も1本あたり10,000円程度とPOWERGYよりもさらに格安なので、魅力的なタイヤだと言えます。
225/50R17サイズのおすすめのタイヤ
後期型タイプE、タイプG等から設定されていたタイヤサイズですが、16インチサイズと比べて、各メーカーから様々な銘柄が販売されています。
供給量も多く、比較的価格がこなれた銘柄が多いので、個人的に18、19インチ指定のグレード車からインチダウンさせて履かせてみても面白いかなと思います。(ただし18、19インチ指定のグレード車は専用の大径ブレーキを装備しているので、ホイールによっては干渉して装着できない可能性があるので、注意が必要です。)
CINTURATO P1 225/50R17 98W XL
1つ目に紹介する商品はピレリが販売しているCINTURATO P1です。
ピレリはこのタイヤを「プレミアムパフォーマンス」をキーワードに開発しており、安全性、ドライビングの喜び、環境への配慮、汎用性の4つの要素を高次元でバランスよく実現していることが特徴です。
ピレリといえば剛性感ある乗り味が特徴ですが、CINTURATO P1に関しては、しっとりと優しい穏やかな乗り味とすることで快適性、静粛性を高めており、峠などワインディングロードでもタイヤのしなやかさを活かしたスムーズな走りを実現しています。
価格も1本あたり12,000円と安価なタイヤなので、オススメできるタイヤと言えます。
AZENIS FK510 225/50ZR17
2つ目に紹介する商品はファルケンが販売するFALKEN AZENIS FK510です。
ファルケンはこのタイヤを「フラグシップタイヤ」として販売しており、特に運動性能、ウェットグリップ性能に重きを置いた設計をしています。
非対称形のパターン・デザイン(ASYMMETRICAL PATTERN)を採用することにより、高速走行時の安定性を確保し、サイドウォールの柔軟性を持たせる工夫を施すことで、ステアリング操作にリニアに反応する滑らかなハンドリングを実現しています。
また新材料開発技術「4Dナノデザイン」を用いた設計を行い、配合の難しいシリカを高配合することで路面の凹凸への密着性を高めており、高いドライグリップ、ウェットグリップ性能を実現しています。
価格についても他社のフラッグシップタイヤと比べてかなり安価なので、フラッグシップタイヤとはどのようなものなのか試してみたい!という方には特にオススメします。
まとめ
今回は、RX-8の16〜17インチでオススメできるタイヤについて紹介させていただきました。
18〜19インチのオススメできるタイヤについても紹介予定なので、皆様のタイヤ選びの参考になれば幸いです。