先日、著者のRX-8のタイヤをNANKANG NS-25からグッドイヤー EAGLE LS EXEに交換しました。
結論を言うと、安価ながらも性能をしっかり確保した満足度の高いタイヤだと感じました。
交換後、1000キロ近く走行し、様々な路面コンディションを体感することができたので、使用感等をレビューしていきたいと思います。
抜群の直進安定性
まず感じたことは、直進時のハンドル修正動作が大幅に減ったことです。
今までは荒れた路面に入ると細かなハンドル修正動作が必要で、ストレスとなっていましたが、そのようなことが無くなりました。
あくまで、3万キロ程使用したタイヤとの比較ですが、それでも明確に変わった!と実感できる程の変化を感じています。
出典:日本グッドイヤー株式会社
上記の記事でも解説した「左右非対称パターン」に加えて、タイヤ構造自体に剛性を持たせる「高剛性コンストラクション」の設計が、優れた操縦安定性をもたらしていると言えそうです。
転がり抵抗の少ないなめらかな走り
次に感じたことは、転がり抵抗の少なさです。
出典:日本グッドイヤー株式会社
本製品は転がり抵抗性能Aを達成しており、いわゆる「低燃費タイヤ」の基準を満たしています。
そのため、走行抵抗のない、なめらかな走りを体験することができました。
だからといって、グリップ感が希薄ということはなく、加速時に力強く路面を捉えてくれるので、バランスの取り方が上手なタイヤだと言えそうです。
静粛性は及第点
一方で、静粛性についてはうるさい場面があったように感じる。
一般道(舗装路)を40分程度走行した際のdB(デシベル)の推移。AVG(平均)は停車時も含めた数字なので、実際の走行時のAVGは75db程度。下段の横浜タイヤのコンフォートタイヤ ADVAN db V552の67dBに比べると劣る。
出典:TYRES.jp(Advan dB V552 225/45 R18 91W)
タイヤのゴム質が固めになっていることもあり、荒れた路面では「ゴー」と言うような音が目立ちました。
ただし、私は履かせたタイヤは225/40R19の扁平サイズであり、RX-8自体も遮音性は低めの車だということを踏まえれば、健闘していると言えるかもしれません。
タイヤにお金はかけたくないけど、走りの性能も妥協したくない方には間違いなくオススメ!
そしてこのタイヤの最大の魅力は価格が安いことです。
今回履かせた225/40R19サイズは価格が高いものが多く、アジアンタイヤ以外は1本あたり20,000円を超えるものが多いです。
ですが、このタイヤは1本あたり17,000円前後で販売しているものが多く、国産タイヤでは最も安価で販売されているものであると言えます。
下記で総合評価をまとめたので、タイヤ選びの参考になれば幸いです。
総合評価
評価項目 | 点数 | 備考 |
ドライ性能 | 峠道でも不満のないグリップ | |
ウェット性能 | ウェットグリップ性能B | |
燃費性能 | 転がり抵抗性能A | |
乗り心地 | 走行安定性に優れる | |
静粛性 | 多少のロードノイズあり | |
寿命 | コンパウンドは固め | |
コストパフォーマンス | 国産最安クラス |