
自由な旅を求める方に人気の「車中泊」。
物価高の影響で宿泊代が高騰しており、車で寝泊まりを行う「車中泊」に注目が集まりつつあります。
中でもデリカD5は、圧倒的な走破性と広い室内空間から「車中泊に最適なクルマ」として多くのファンに支持されており、著者も月2〜3回は車中泊を行い、快適に過ごしています。
そこで今回は、
・デリカD5が車中泊に向いている理由
・著者の車中泊スタイルの紹介
・車中泊を快適に過ごすアイテムについて
以上について詳しく解説したいと思います。
デリカD5が車中泊に向いている理由
広い室内空間とシートアレンジ
室内幅が1505mm、室内高1310mmと車中泊に必要な広さを確保しています。


2列目、3列目シートを倒せば広大なフルフラット空間が生み出すことができます。

手足を伸ばして寝れる環境が作れることが車中泊には重要です。
圧倒的な悪路走破性
他のミニバンにはないデリカD5の魅力は、三菱独自の4WDシステム(AWC)を採用していることです。


多板クラッチの締結力を高め、後輪への駆動力配分を高める4WDロック機能は、泥道や深雪などでの走破性を飛躍的に高めることができます。


グランドクリアランスもしっかり確保されているので、オフロード走行も可能です。



「どこへでも行ける」が、フィールドを大きく広げてくれます。
車中泊に便利な装備を搭載
デリカD5にはマルチユースフックやコンビニエントフックといった車中泊に便利な装備が搭載されています。
マルチユースフックは天井部分にも設置されており、ランタンを引っ掛けることができます。


ネットを設置すれば、ちょっとした荷物置き場にもなります。
コンビニエントフックは、ちょっとした小物や食料品を引っ掛けておけるので便利です。


純正オプションとしてサイドカーテンも販売しており、より快適な環境を構築することができます。





かゆいところに手が届く装備を多数用意しています。
著者の車中泊スタイルについて
著者はサードシートを跳ね上げて、セカンドシートをチップアップ&スライドをした形で車中泊をしています。
空間はフルフラットモードに比べて狭くなりますが、フロアから天井までの室内高が確保出来るので着替え等を行うときに楽です。


フロア部分は平らになっているので、適当にマットを引いておけば熟睡できる環境が整います。


このモードはフロア部分を就寝スペースとするので、覗き込まなければ外から見ることが出来ません。



跳ね上げたサードシートがちょうど目隠しになってくれます。


テーブルを設置し、上部フックにランタンを引っ掛ければ、簡易的な作業スペースにもなります。
大人2名での車中泊であれば、フルフラットモードよりも快適に過ごせると思います。
車中泊を快適に過ごすアイテムについて
ポータブル電源


ポータブル電源は車中泊には必須です。
スマホやPC等の充電はもちろん、ほとんどの小型家電が使えるようになるので、快適性が劇的に向上します。
容量 500Wh 定格出力 500W程度のスペックであれば、価格も安定しており、ポータブル冷蔵庫なども動かせるのでオススメです。



小型すぎるポータブル電源はモバイルバッテリーと機能が被ってしまうので差別化が大事です。
キャンプマット


フラットになるとはいえ、凹凸があるのでキャンプマットは必須です。
キャプテンスタッグのキャンプマットは柔らかく保温性のある発泡ポリエチレン、EVA樹脂素材で出来ており、オススメです。


氷点下10度以下の環境での車中泊では、アルミ加工がされたキャンプマットも追加して、寒さ対策をしています。



アルミは熱を反射してくれるので、暖房効果が上がります。
LEDランタン


車内では明かりが必要です。
ルームランプでも明かりを取れますが、バッテリーが上がってしまう可能性があるため、別途で用意したほうが安心です。


充電式のLEDランタンは移動中に充電することもできるので、より便利に使えます。
電気毛布


電気毛布は冬の車中泊ではオススメです。
肌に直に触れるものなので、暖かさを感じやすく、定格出力50W程度のものであれば、容量500Whのポータブル電源で約10時間使用可能です。
使用時間はポータブル電源の容量(Wh)÷電気機器の消費電力(W)で計算できます。
暖房器具は、消費電力が大きいものが多いのでこの消費電力の低さは魅力です。
サーキュレーター


サーキュレーターは夏の車中泊では必須です。
消費電力も30〜40W程度のものが多いので、容量の少ないポータブル電源でも長時間使用可能です。
夏の車中泊では窓を開ける必要がありますが、そのままだと虫が入り放題になってしまうので、ウィンドウ用防虫ネットが必要です。
しかし、ウィンドウ用防虫ネットは想像以上に通気性能を下げるので、車内の熱が排出されにくくなります。
ですので、扇風機よりも空気を循環させる性能が高いサーキュレーターが車中泊には適していると個人的には思います。
まとめ
ここまで、デリカD5が車中泊に向いている理由やオススメの車中泊スタイル、お役立ちアイテムについて紹介しました。
車中泊は宿泊代がかからない上に、目的地に前乗りして時間を有効に活用できるといったメリットもある一方、快適に過ごすには工夫が必要です。
快適な車中泊を過ごすための参考としていただければ幸いです。
以上、motomoro-styleでした!