出典:三菱自動車株式会社
インターネット上でエクリプスクロスPHEVを調べると、
・エクリプスクロスPHEV 後悔
・エクリプスクロスPHEV 最悪
といったネガティブな検索候補が上位に上がってきます。
はっきり申し上げます。
エクリプスクロスPHEVはイマイチな部分はありますが、それでも初めてのPHEV車としてオススメできます。
そこで今回は、
・なぜ「後悔」「最悪」といったキーワードが上がってくるのか?
・エクリプスクロスPHEVをオススメできる理由
以上について、解説していきたいと思います。
「後悔」「最悪」といったキーワードが上がってくるのか?
なぜ「後悔」「最悪」といったキーワードが上がってくるのか?
所有者の視点から解説していきたいと思います。
純正スマートフォン連携ナビの出来がイマイチ
出典:三菱自動車株式会社
純正のスマートフォン連携ナビについて、微妙だなと感じます。
解像度が低い上に、画面サイズも8インチで今時の車としては小さいです。

ナビゲーション機能も搭載しているのですが、情報量が少なく最低限の機能しかありません。
Apple CarPlay、Android Autoにも対応しているのですが、無線接続には非対応です。

マルチアラウンドモニター作動時も装備されていますが、解像度と輝度が低く昼間は特に見づらいです。

個人的には社外ナビ装着が必須だと思います。
新車装着タイヤのロードノイズが見立つ


純正タイヤにはECOPIA H/L 422 Plusというオールシーズンタイヤが採用されています。
転がり抵抗が少なくタイヤの剛性感もあり、安定感はあるのですがロードノイズが大きいです。
綺麗な舗装路面ではそれほど目立ちませんが、少しでも荒れた路面になると、「ゴー」というノイズが耳に入ってきます。



エクリプスクロスPHEVはエンジン車と比べてノイズ源が少ない分、タイヤの発する音が相対的に大きく感じやすいです。
舗装路面では目立ちませんが、少しでも荒れた路面になると、「ゴー」というノイズが目立つようになります。
個人的にはオーディオを阻害するほどの音量だと感じるので、気になる方は専用のEVタイヤに履き替えるべきです。
長距離走行時の燃費性能は良くない


エクリプスクロスPHEVのハイブリッド燃費性能は16.4km/L(WLTCモード)となります。
PHEV車の中では、燃費が良いとは言えない数字です。
1900㎏以上と車重が重いことに加え、搭載される4B12型エンジンの基本設計が古く効率が良くないことが要因です。





量産開始が2005年なので、新しい高効率エンジンを搭載した他車と比べると、燃費性能は厳しいです。
長距離走行時はトヨタのハイブリッド車が断然燃費が良いので、こういった不満が「後悔」「最悪」といった感想に繋がっているのかもしれません。
エクリプスクロスPHEVをオススメできる理由
ここからは、エクリプスクロスPHEVがオススメできる理由について、解説していきたいと思います。
価格が安い
エクリプスクロスPHEVは、価格が安いです。
価格は4,094,200円〜4,650,800円となっており、500万円以下の価格帯です。
トヨタのライバル車 RAV4 PHVは5,633,000円からなので、価格面ではエクリプスクロスPHEVが圧倒的に優位です。



国、自治体の補助金も交付されるので、購入価格はさらに安くなります。
S-AWCと高出力モーターがもたらす圧倒的な走行性能の良さ
出典:三菱自動車株式会社
エクリプスクロスPHEVは三菱独自の4WD制御技術「S-AWC」を標準搭載しています。
S-AWCとは、「走る・曲がる・止まる」といった車両運動を、ドライバーにとって違和感がないよう、継ぎ目なく連続的に統合制御することで、クルマの操縦性と安定性を飛躍的に向上させるシステムです。
出典:三菱自動車株式会社
偉大な記録を残したパジェロやランサーエボリューションでのレース活動で得た技術力を基に開発されており、性能の良さに定評があります。



4WD技術で三菱に対抗できるメーカーは数える程しかありません。
ドライブモードは以下の5モードが用意されており、様々な路面状況に対応することが可能です。
NORMAL(ノーマル)モード…通常はコレ。
SNOW(スノー)モード…雪道などの滑りやすい路面で最適。
GRAVEL(グラベル)モード…悪路で優れた走破性と安定性を確保。
TARMAC(ターマック)モード…乾燥舗装路でのスポーツ走行に最適。旋回性と加速性能を高める。
ECO(エコ)モード…加速力を落とし、燃費性能を高める。
どんな路面状況でもモード切り替えのみで、プロドライバーが運転しているかのような安心感を得られるのは、三菱製PHEV車の特権と言えると思います。



実際に雪道をSNOWモードで走行すると積極的にS-AWCが作動し、走行ラインが膨らませないようサポートしてくれるのが分かります。
普段の街乗りは電気のみで走れるので経済的
エクリプスクロスPHEVは1回の充電で57.3km走行可能です。
街乗りであれば、単価の安い電気のみで走行できるので、走行コストが抑えることができます。
出典:ユアスタンド株式会社
「急速充電」にも対応しているので、自宅に充電設備がない方でもメリットを享受できます。



急速充電に対応しているPHEV車は、まだまだ数が少ないです。
最大1,500Wに対応するAC出力に対応し、消費電力の大きい電化製品も使える
出典:三菱自動車株式会社
エクリプスクロスPHEVはAC外部出力にも対応しており、最大1500Wの電力を取り出すことができます。
掃除機、電気ケトルなどの消費電力の大きい家電製品も使えるので、非常に便利です。
ガソリンを満タンにしておけば、一般家庭電力量約10日分の電力を賄うことができるので、災害時やアウトドアシーンでは電源供給車として活躍することもできます。
まとめ
ここまで、「後悔」「最悪」といったキーワードが上がってくるのかやオススメできる理由について解説してきました。
エクリプスクロスPHEVは注意すべき点も確かにありますが、それを感じさせないスタイリッシュな外観に加え、PHEV車としての機能をしっかりと盛り込み、それでいて価格が安い完成度の高いクルマです。
PHEV車の中では第一候補として間違いなくオススメできるので、是非検討候補に入れてみてください。
以上、motomoro-styleでした!