ゼロワイパーは「雨の日でもワイパーを使わず運転できる」と以前から話題にあがっている商品ですが、好評レビューの一方で、酷評レビューも存在します。
酷評レビューは耐久性がないという意見が多いです。
今回、ゼロワイパーを施工する機会に恵まれたので、
・ゼロワイパーの特徴
・使い方と施工性
・撥水性能
・使ってみた感想
以上について、レビューしていきたいと思います。
カーメイト 『ゼロワイパー』とは?
出典:株式会社カーメイト
『ゼロワイパー』は、カーメイトが独自開発した「超撥水技術」を使用したフロントガラス用コーティング剤です。
公式サイトによると
超微粒子セラミックとポリマーにより、微細な突起の撥水被膜を形成することで、フロントガラスに雨がつかない状態にし、視界をクリアにします。
出典:株式会社カーメイト
通常の撥水剤は、走行することにより風圧で水滴が流れますが、『ゼロワイパー』は停車中でも水がフロントガラスにつきません。
と解説されています。
停車中でも水を弾くことをアピールしている商品は、現地点で他メーカーにはないようです。
ゼロワイパーの特徴
ゼロワイパーの特徴について、以下で記載していきたいと思います。
特徴① フロントガラスに雨がつかないので、ワイパーいらず
停車中でも雨を弾くので、ワイパーを作動させる必要がなくワイパー使用時の消費電力や作動音を抑えられる。
特徴② 雨の日での安全性が向上
水滴の乱反射による視界不良を抑えられるので、雨の日の視界性が向上する。
夜間の雨の日は、対向車ライトの乱反射が起こるので、ガラス面に水滴がつかない効果は大きいです。
ゼロワイパーの使い方は?
作業自体は簡単で、付属ワイパーにカバーを被せ薬液を染み込ませた上で、フロントガラスに塗布すれば完了です。
しかし、初めて施工した際は白ムラが出てしまいました。(2回目の施工でも白ムラが出ましたが…)
気温が高いと、すぐに薬液が乾いてしまうので、手早く作業を完了させる必要がありそうです。
下記はカーメイト公式の施工動画になります。
付属ワイパーが伸縮しないので、フロントガラスへのアクセスが悪い車は施工が難しいと思います。
デリカ:D5への施工は脚立を使い、なんとか塗布できました。
RX-8のような車高の低い車への施工は難しくないと思います。
ゼロワイパーの撥水状況は?(動画あり)
施工前と施工後を比較してみたいと思います。
ゼロワイパー施工前
水があまり弾かず、ガラス面に残り続けている様子が分かります。
ゼロワイパー施工後
水を寄せつけず、撥水していることが分かります。
ゲリラ豪雨時の雨量でも全く問題ありません。
撥水効果は最強クラスで、豪雨の中でもゼロワイパー走行が可能です。
ただし、施工が甘い部分には水滴が残り続けてしまうので、施工時はしっかりと薬液をガラス面に塗布する必要があると感じました。
ゼロワイパーを使ってみた感想
良かった点
撥水性能は最強
撥水性能は最強クラスです。これ以上の製品はないと断言できます。
撥水性能が良すぎて、滝のように流れていく様子には衝撃を受けました。
夜間雨天時の視界性が抜群
夜間雨天時の視界性は、想像以上に良いです。
ワイパーや水滴の乱反射により視界が遮られることがないので、強めの雨が降っていてもドライバーに安心感をもたらしてくれます。
イマイチな点
耐久性はやっぱりイマイチ
効果の持続期間は長くても1週間程度なので、常用はキツイかなと思います。
施工から3日経過後の画像。水滴が付着している箇所が増えていることが分かります。
コーティング自体の強度がないので、ワイパーをかけてしまうとその時点で効果が無くなります。
ワイパー等でコーティングを破壊してしまうと、白く曇ってしまい視界を遮ってしまうので、誤動作には注意が必要です。
フロントガラスが虹色で目立つ
ゼロワイパー施工後は、フロントガラスが虹色っぽくなるので、かなり目立ちます。
また、施工跡が思ったよりクッキリ残ってしまうので、見る人によってはカッコ悪く見えるかもしれません。
上記画像のように施工が中途半端な箇所があると、境界がはっきりと分かります。
まとめ
ゼロワイパーを実際に施工してみましたが、撥水性の高さには驚かされました。
「ノーワイパー走行なんて無理だろ」と内心思っていましたが、いい意味で裏切られました。
ただし、耐久性は長くても1週間程度なので、使い方としては
・雨天時にサーキット走行をする
・梅雨時などの雨が予想されるタイミングで旅行に行く
といったここぞという場面で使用すると、効果的だと感じました。
気になる方は是非、試してみてください!
以上、@Motomoro_styleでした。